【製造業後編】日報データから工場の「状態」を自動で見える化する方法!

お知らせ

皆さん、こんにちは!オリジナルウェイブ末広です! 3回にわたる「日報改善」の冒険も、いよいよ最終回。お付き合いいただき、ありがとうございます。

前編で日報の「入力」を、中編でその「整理整頓」を自動化しました。 いよいよ最終章では、この仕組みがもたらす最も価値のある成果として、これまで感覚でしか捉えられなかった現場の状況が、『自動で見える化して』、あなたの手の中に。

データ活用の第一歩は「日々の体温測定」から

「データ分析」と聞くと、難しそうなグラフや計算式を思い浮かべるかもしれません。しかし、まず私たちがやるべきことは、たった一つ。

毎日、作業ごとに「昨日のパフォーマンスはどうだったか?」を定点観測することです。

まるで、毎朝体温を測るように、工場の「平熱」と「今日の調子」を数字で把握する。これこそが、データ活用の最もシンプルで、最も力強い第一歩です。

そして、私たちが作ったGAS(自動化の仕組み)は、皆さんの日報データを元に、下のようなグラフを全自動で作成してくれます。

これが、「自動化した見える化」です!

これまで「なんとなく」でしか分からなかった各作業の調子が、グラフとして、毎日あなたの目の前に届けられます。

このグラフから、何が分かるのか?

このグラフは、単なる飾りではありません。現場のリーダーや経営者が、日々のアクションに繋げるための「作戦会議の資料」です。

  1. 日々の「変化」に気づける 「お、今日のバッチ作業Cは、すごく調子がいいな!」「逆に、昨日のフロントラインAは、少し苦戦したようだ。何か原因があったかな?」 こうした日々の細かな変化に、翌朝には気づくことができます。問題の早期発見、早期対応に繋がります。
  2. データに基づいた「会話」が生まれる これまで「最近どうだ?」と漠然としていた声かけが、変わります。 「鈴木さん、昨日のフロントラインA、グラフだといつもより少し時間がかかっていたみたいだけど、何かやりにくいことでもあった?」 具体的な数字を元に会話することで、より的確で、中身の濃いコミュニケーションが生まれます。
  3. 健全な目標意識が芽生える 「昨日の自分たちの記録(100%)を、今日は超えてみよう!」 他人と比べるのではなく、過去の自分たちの実績を超える、というポジティブで健全な目標が、現場に生まれます。

まとめ:『日々の記録』を『未来の資産』に変えよう

3回にわたり、ありがとうございました。 「今まで紙の手書きだった日報」が、現場のコンディションを正確に映し出し「自動化された見える化」に変わる様子を感じていただけたでしょうか。

そして、この仕組みの本当の価値は、これから発揮されます。

毎日記録されるデータは、一日一日は点に過ぎませんが、データが蓄積されていくことで、やがて線となり、傾向となります。 今回は日次のグラフ化までをご紹介しましたが、データが溜まれば、

  • 週ごとの平均パフォーマンスの比較
  • 月ごとの繁忙期や課題の特定
  • 昨年同月との成長率の比較

といった、より長期的で戦略的な分析も可能になるのです。

まずは、この第一歩を踏み出すことが、未来への扉を開きます。あなたの工場の「未来の資産」作り、始めてみませんか?

もし「何から手をつけていいか分からない」と思ったら、いつでもお気軽に声をかけてくださいね。

[無料相談はこちらから] https://original-wave.jp/contact/

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